ペットの葬儀のマナーは?服装や持ち物について

近年、大切なペットを亡くした場合に、ペットの葬儀を行う人が増えています。ペットの葬儀に参列する際にはどのようなマナーがあるのか、服装や持ち物について知っておくと安心です。この記事では、ペットの葬儀参列時の服装と持ち物をご紹介します。大切なペットをお見送りする、ペットを亡くした知人や友人と一緒にお見送りに参列するという場合の参考にお読みください。

ペット葬儀とは

ペット葬儀とは、ペット専門の葬儀屋さんやペット霊園があるお寺に依頼し、大切な家族の一員であるペットのご遺体を火葬し、お見送りするセレモニーです。ペットの葬儀は基本火葬で行われており、セレモニーの形式には合同葬、個別一任葬、立合葬、訪問火葬(セレモニーカー)などがあります。

合同葬

ほかのペットたちと一緒に火葬し、みんなで大切なペットをお見送りする方法です。同じ想いの家族同士でお見送りすることができます。

個別一任葬

出棺、火葬、お骨上げ、納骨という丁寧なお見送りを葬儀の専門スタッフに一任し、火葬後の遺骨を飼い主が向かえる方法です。

立合葬

出棺、火葬、お骨上げ、納骨といった人と同じ形式で行われる葬儀です。飼い主立ち合いのもと、大切なペットをお見送りします。

訪問火葬

セレモニーカー(火葬車)が自宅まで来てくれて、ペットの住み慣れた場所の近くで火葬し、お見送りする方法です。

葬儀の形式はそれぞれに違いがありますが、愛するペットをお見送りする想いは変わりません。そんなペットの葬儀に参列する場合、どのような服装をすればよいのでしょうか。

ペットの葬儀の服装、持ち物はどうすればいい?

ペットの葬儀の服装に決まりはありませんが、ペットは大切な家族の一員です。その最期をお見送りする「気持ちを表す服装」をすることが大切です。

ペットの葬儀に参列する際の服装

派手な色味や華美な装飾は避け、黒、紺、茶などの落ち着いた服装を選ぶのが最低限のマナーでしょう。大切な家族を亡くしたご家族の気持ちを考えるなら、喪に服す意味を込めて黒い服を着ることをおすすめします。特に人間の火葬や葬儀が行う場所で、ペットの葬儀も行っている場合は、場にふさわしいブラックフォーマルを着用することが周囲の方への気配りになります。

喪服を着用する場合のマナー

ペットの葬儀に持っていくもの

ペットの葬儀に参列する場合は、以下のものを用意していくのがおすすめです。お花と思い出の品は任意ですが、燃え尽きるものであればペットと一緒に棺に入れられる場合があります。入れられない場合でも納骨後にお供えできるので、気持ちとして持っていくとよいでしょう。

  • ハンカチ(色味や柄が華美ではないもの)
  • 念珠
  • お花
  • ペットが好んでいた思い出の品(任意)

まとめ

ペットの葬儀は近年、増えてきたものであり、そのマナーはよく知られていません。心配ならブラックフォーマルを用意しておくと安心です。ペットは人生を共にしてきた大切な家族です。ペットの葬儀に参列される場合は服装や持ち物はもちろん、大切なペットが安らかに虹の橋を渡れるよう願う"想い”が何よりも大切でしょう。

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